ハマノユリナ & 伊藤寛哲
2022–2024ハマノユリナ & 伊藤寛哲の公演フライヤー。会場ごとに1公演ずつデザインを起こし、2023年には大阪2日間のライブの企画・運営も担当した。
- Client
- ハマノユリナ & 伊藤寛哲
- Services
- アートディレクション / グラフィックデザイン / アートキュレーション / ライブの企画・運営
お二人とは、一度きりの制作ではなく、公演のたびにご一緒してきました。2022年から2024年までに20を超える公演。津、名古屋、福岡、大分、熊本、大阪、岐阜、桑名、山梨、渋谷——会場は各地に散らばり、規模も編成もそれぞれ違います。 こうした活動を支えるフライヤーには、相反する二つが要ります。毎回きちんと「その公演のもの」に見えること。それでいて、続けて目にした人には同じ二人の活動だと分かること。
枠を固定して、中身を変える。その方法を採りました。 お二人の写真、円形のロゴマーク、日時と会場の情報ブロック。この3つの置き方は共通のルールにしています。そのうえで、公演タイトル・色・組み方は毎回つくり直す。変えない部分が「同じ二人だ」と伝え、変える部分が「今回はこの公演だ」と伝えます。
公演ごとの表情は、会場と編成から決めています。 「重鳴り」は弦楽四重奏を教会で聴く公演。淡い青と桃のグラデーションに縦組みのタイトルを重ね、響きが層になっていく感じを紙面の重なりに置きました。「浸透」は屋外の緑を大きく使い、タイトルを画面の中ほどで開きます。ジャズバーでの「IMMERSION」はモノクロに絞り、写真と文字だけで構成しました。福岡の「EAT MUSIC」は桃色の地に白のタイトル。会場の空気に合わせて、明度と色数を毎回振り直しています。 タイトルの立て方も公演ごとに変えています。「浸透 permeate」のように日本語と英語を並べた回もあれば、「IMMERSION」のように英語を主にした回もあります。
- 公演フライヤー(会場ごと)
- ライブの企画・運営
2023年には、大阪での2日間のライブそのものを企画・運営しました。会場の設定から当日の運営まで。音楽ライブの企画は未経験で、周りの協力を仰ぎながらの進行でした。 コンパクトな会場だったことで、演者と客席の物理的な距離が近くなりました。その近さが、心の距離にもつながったように感じています。フライヤーをつくることと、人が集まる場そのものをつくることは、地続きでした。
